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2017.10.18

歯が抜けそう!グラつく歯は抜くしかないの?

食事をしたり歯を磨いたりするとグラつく歯がある、舌で押すと歯がグラグラする感覚があるなど、歯にグラつきがあると落ち着かないですね。歯にグラつきが起こるのは、何らかのダメージがあるサインであろうことは誰にでも容易に想像がつきます。「グラグラする歯は、抜くしかないの?」と心配になる人も多いでしょう。 ここでは歯のグラつきの原因と、その対策について紹介します。

歯がグラつく原因として考えられることは?

歯がグラつく原因として考えられることは?歯がグラつく原因は、様々です。まず考えられるのは、歯周病の場合。歯ぎしりなどのせいで歯に圧力がかかりすぎている時や歯や歯の根が割れてしまっている時、歯の治療に用いたかぶせ物や土台が外れてしまっている場合などにも、歯のグラつきが起こり得ます。あまりよくない状態のまま放置して、うっかり進行させてしまうと、治療の施しようがなく、気づいた時には抜歯しか残された道がないという事態になりかねません。歯科医師に相談するなど、早めの対策がオススメです。

歯周病で、一部の歯が溶けている場合の治療法とは?

歯周病で、一部の歯が溶けている場合の治療法とは?歯周病が進行すると、歯のグラつきが始まります。というのも、歯周病は、歯を支えている骨の部分が溶ける病気だからです。歯周病をそのまま放置していると、最終的に歯が抜けてしまうという事態に陥ってしまうことも。進行してから歯周病を治療することは、外科的な手術を伴い、全てを回復させることは難しいといわれています。できるだけ早めに歯科医院を訪れるなど、対策しましょう。 歯周病は段階によって治療法が異なります。土台の骨が半分ぐらい残っている場合は、歯の周辺の汚れ・歯石を除去することで歯茎を引き締めることができ、グラグラを止められる場合があります。これ以上の悪化を防ぐため、定期的なメンテナンスを行います。 歯の溶け方がひどく、グラつきを感じる時は、保険外診療となりますが外科的手術で歯茎を切り開く「エムドゲイン再生手術」で、歯を再生させることができます。まずは、歯茎を開いて中の汚れを取り除き、薬を入れます。人工の骨を用いて溶けた歯の代わりになる歯を作るのですが、ニコチンに弱いので喫煙している人には効果が殆どありません。糖尿病や、骨粗しょう症の薬を服用中の人にも、この治療はできません。

歯周病が、かなり進行している場合の治療法とは?

歯周病が、かなり進行している場合の治療法とは?歯の周辺の骨が3分の1まで溶けてしまい、歯のグラつきが大きくなっている場合は、隣接する健康な歯と連結する方法があります。奥歯の場合は、噛んだ時の圧力が大きいのでしっかりと繋ぐため、連結されたクラウンをかぶせて永久固定を行います。前歯の場合は、接着剤などで暫冠固定を行います。暫冠固定は一時的に連結固定し、治療を進めて最終的には連結器具を除去します。特に永久固定の場合は、繋いで固定した隣接する歯にもリスクがかかるので、慎重に行わなければなりません。歯の周りの骨が殆ど残っていない、という場合は、抜歯となります。無理に残す道を選択すると、周りの健康な歯の骨まで溶けかねません。抜いてしまった後は、ブリッジや入れ歯、インプラントなどの治療法を選択することになります。

歯周病以外に考えられる歯のグラつきの原因と対策は?

歯周病以外に考えられる歯のグラつきの原因と対策は?歯ぎしりが原因で、長時間強い力で圧迫することにより歯のグラつきや欠けが起こってしまったという時は、意識して食いしばらないように注意しましょう。硬い物を噛まないように心がけることも大切です。寝ている時にどうしても歯ぎしりをしてしまう、という人は、マウスピースを装着して寝るようにします。 歯の治療に用いたかぶせ物や土台が外れてしまった場合も、歯のグラつきが起こります。こうした治療を施している歯が虫歯になると、歯がグラついたり、かぶせ物などが取れやすくなったりします。こうした時の治療は、状態によって異なります。特にかぶせ物や土台に問題が生じていなければ、接着剤で改めて付け直しを行います。部品が劣化している場合は、一から治療をやりなおすこともあります。何度も治療を繰り返していると、残っていた歯や骨が弱くなっていき、最終的には抜歯が必要になってきます。 歯が根まで割れてグラつきが起こっている場合も、抜歯が必要となります。治療のため神経を抜いている「枯れ木」のような状態の歯に起こりやすい状況です。割れが根本にまで達していなければ接着剤でしのげることもありますが、根本まで割れたり、細菌に感染して歯茎が腫れたりしている時は、抜歯しなければなりません。

まとめ

グラつきのある歯でも、早めの対策で健康な歯と同様に残せることがあります。ある程度の進行が見られても、状態によって抜歯せずに治療することも可能です。気づいた時、早めに歯科医師に相談することが大切です。

 

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