日本人の歯は平均どれくらい残っている?

45~55歳ぐらいまでの間に2~3本失って、55歳の時に残っている歯の平均本数は23.6本です。ここから加速度的に歯を失っていきます。その後10年の間に5本程度の歯を失い、65歳で残っている歯は18.3本、70歳では15本程度となってしまいます。そして80歳の時には9本となってしまいます。これは平均的な数字なので、場合によってはもっと歯を失っていることもあります。最初の数本抜けた時点ではまだ歯を失うことの重要性を実感していませんが、さらに歯を失って入れ歯かインプラントしか治療の選択肢がなくなった時にはじめて「しまった!」と思うのです。
最近よく聞く、8020運動って何?
8020運動ってご存知ですか?8020運動とは1989年から始まった「80歳になった時に20本以上自分の歯を保とう」ということをすすめる取り組みです。ハチマルニイマル運動と読みます。この取り組みがすすめられ、1970年代では75歳以上の方の残っている歯の平均本数が5本未満だったのが2011年では13本とかなりの伸びを示しています。この取り組みが功を奏していると言えます。この8020運動は「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるようにしよう」という発案から始まっています。20本以上の歯が残っていれば食事をする時にしっかりと噛むことができ、「食べる」ということには困らないと言われています。この運動がすすめられて、どの年代でも歯が残っている本数は増えてきていますが、歯が残っている平均本数が20本以上ある年齢は69歳までで、70歳を超えると残っている歯の平均本数は20本を下回ってしまいます。これは悪くなったら歯科を受診して治療をするという今までの慣習が残っており、定期的に歯科検診を行って歯の検診やクリーニングをするという人が少ないためと言われています。
8020運動がすすめられているのはなぜ?
