インプラント治療にかかる期間は?
失った歯のかわりに人工の歯を埋め込む「インプラント治療」。まるでご自身の歯のように噛みやすく、見た目がきれいなので、インプラント治療を考えている方はたいへん多いことでしょう。一方で「難しそうな治療だから、治療期間が長くかかるのでは…」と不安に思っている人も少なくないと思います。何かと忙しい中でスムーズに治療を始めるためにも、インプラント治療の流れについて知っておきたいところです。一般的には4カ月くらいで治療が終わります。土台となる骨の量が少ない場合、骨の再生治療が必要となるので、プラス3~9カ月程度の期間が必要になるケースもあります。ここでは一般的なインプラント治療の流れを紹介しますので、一緒に見ていきましょう。
インプラント治療の流れを紹介
カウンセリング
初診の患者さまの場合、まずはお口の症状についておうかがいします。
検査
レントゲン撮影やCT撮影などで精密な検査を行います。歯が失われた部分や周辺組織の骨の厚み、骨密度などを測ります。インプラントの治療にどれくらいの費用がかかるのか、総額に関してもお話します。
事前準備
インプラント治療は外科手術に当たります。そのため、綿密な事前準備を必要とします。虫歯や歯周病の症状がでていれば改善するための治療を先に行い、お口の中を良好な環境にしてからインプラント治療を始めます。
一次手術
歯の土台となる顎の骨である歯槽骨に、人工歯根と呼ばれるインプラント体を埋め込みます。通常、3~6カ月程度で骨と結合するので、それから二次手術を行います。前歯の場合は、歯根にかぶせる仮歯を装着するところまで治療を進め、治療中でも見た目の違和感がないようにします。
二次手術
インプラントの上部を歯肉から出し、上部構造を被せるための治療を進めます。歯肉の状態を診ながら、上部構造の型取りを行います。
上部構造の作製・装着
上部構造の土台を、インプラントに取り付けます。その後、セラミックなどご希望の素材でできたクラウンを作製して被せれば、ご自身の天然歯のように噛める状態になります。見た目も自然できれいです。