どこかに強く歯をぶつけてしまったり、硬いお煎餅を食べていて歯が欠けてしまうことってありますよね。ちょっとくらいの欠けかたなら、そのままにしておいてもいいかなと考えてしまいそうですが……。その歯の欠け、本当に放置しておいても良いのでしょうか?欠けた歯を放置することの危険性とともに、歯が欠けることの原因と対処方法をご紹介します。
歯が欠ける原因ってどんなものがあるの?
虫歯
虫歯菌によってエナメル質をとかし、歯をもろくする虫歯。もろくなってしまった歯は、ちょっとした刺激でも欠けてしまうようになります。
酸蝕歯(さんしょくし)
炭酸飲料やスポーツドリンクに含まれる酸も歯をとかすということをご存知でしょうか。このように食べ物の酸によって歯が蝕まれてしまうことを酸蝕歯といいます。虫歯と同様に、とかされた歯はもろくなり欠けやすくなります。
歯ぎしり
夜寝ている間にギリギリと歯をすり合わせる歯ぎしり。なんと、日本人の約7割ものひとが歯ぎしりをしているといわれています。この歯ぎしり、強い力で歯をすり減らすだけでなく、欠ける原因にもなるのです。歯ぎしりだけでなく、強く噛みしめる癖があるひとも要注意。歯を噛みしめるときに歯ぎしり同様とても大きな力が加わるため、歯が欠ける原因となります。
歯が欠けた!そのまま放置するとどうなる?
歯が欠けてしまったときの対処方法は?
欠けた部分は触らない
歯が欠けてしまうと、その部分がどうしても気になってしまいますよね。指や舌で患部に触れて確かめたくなりますが、触ることにより雑菌が入り炎症を引き起こし、症状を悪化させてしまう場合があります。
痛みがある場合には鎮痛剤を飲む
患部が痛み眠れないといった場合には、鎮痛剤を飲みましょう。ただし、鎮痛剤によって痛みが治まっても安心せず、必ず歯医者を受診してください。
欠けた歯は捨てずに保管
欠けた歯は、場合によって接着剤などで元に戻すことができます。捨ててしまわず保管しておくようにしましょう。このとき、ティッシュなどでくるむのはNGです。ティッシュでくるむと乾燥し、細胞が死んでしまうからです。口のなかに入れ唾液で乾燥を防ぐと良いのですが、なかなか難しいですよね。その場合には、無脂肪牛乳や生理食塩水などに入れておきましょう。
まとめ
歯ぎしりなどの癖で欠けてしまうこともある歯。欠けた歯を放置することにより、虫歯になりやすくなるなどのリスクを高めます。お口の健康を保つためにも、歯医者で適切な治療を受けましょう!