ドクターズファイル
東急田園都市線の宮前平駅を出てすぐ、メディカルモールの3階にある「宮前平歯科林クリニック」。勤務医として経験を積んだ院長の林茂雄先生が、2016年12月に開業した。人と話すのが大好きで、ユーモアたっぷりのその人柄は子どもたちからも大人気。開業して間もないというのに、子どもから大人まで、周辺のベットタウンからたくさんの患者が訪れる。チームワークをとても大切にし、信頼できる医師とのネットワークを構築。「健康のことでお悩みの場合は気軽に相談してください。信頼できる仲間を紹介します」と林院長。
患者の健康を全面的にバックアップしていきたいと意気込む。
(取材日2016年12月29日)
大切なのは患者目線、医師とも連携して健康をサポート
歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。
実は、私の姉が歯科医師なんですよ。なので、歯科医師という仕事がとても身近で、どんな仕事なのかよくわかっていましたし、その魅力も姉からいろいろと教えてもらいました。 それに、両親には以前から「手に職を持ちなさい」と言われていたので、進路を決める時、迷わず歯科医師に決めました。歯科医師の仕事は姉から教えてもらった通りで、歯の治療を通して患者さんにとても喜んでいただける、とても素晴らしい職業ですね。 歯の治療を通して地域に貢献していると実感もできるので、仕事がとても楽しいですし、すごく充実した毎日を過ごしています。
この場所で開業したのはなぜですか。
住まいが横浜なので、東横線の沿線かその周辺エリアで開業したいと思っていました。 それと、こだわりが一つあって、開業するなら絶対にメディカルモールと決めていました。 年配の患者さんの中には、歯科医師も「お医者さん」みたいな感覚でとらえている方もいて、歯の治療が終わったあと、腰も痛いからついでに診てほしいと言われることがあるんですよ。 そんなとき、相談に乗ってあげられないのは悔しいですよね。 なので、開業したら周りの医師と連携して、患者さんの健康を全面的にバックアップしたかったので、メディカルモールにこだわりました。 ここのメディカルモールには、信頼できるお医者さんがいくつも入っているので、歯の治療をしたあと、いいお医者さんを紹介してあげられます。 今も周りの先生とのネットワークはどんどん広がっているので、健康のことでお悩みの場合は気軽に相談してください。
子どもの患者さんも多いようですね。
開業時にはさまざまな患者さんを想定し、院内をバリアフリーにしてご高齢の患者さんでも安心していただけるようにしましたし、通常の待合室の隣にキッズルームも用意して、お子さん連れの患者さんにもリラックスしていただける空間をつくりました。 おかげさまで開業以来、幅広い年齢層の患者さんに来ていただいています。 特徴的なのは、小児歯科専門ではないのですが、子どもの患者さんが多いことでしょうか。 この周辺は30代から40代の若い世帯が多いエリアということも、影響してるのかもしれません。 もしも、お子さんが歯医者嫌いでお困りのようでしたら、気軽に相談してください。 すぐに治療をしないで、まずは時間をかけて歯医者さんに慣れてもらうなど、お子さんの様子に応じて治療方針を変えています。
患者自身が治療方針や経過を知ることが大切
積極的に取り組んでいることがあれば教えてください。
治療で心がけていることはどんなことですか。
僕には当たり前のことでも、患者さんは知らないことがたくさんあるので、常に「患者さんは知らない」という前提のもと、何度もわかりやすく説明しています。 患者さんの中にはしつこいと感じる人がいるかもしれませんが、納得したうえで治療を受けていただくことはとても大切なので、丁寧な説明を心がけています。 それと、可能な限り最高のパフォーマンスを患者さんに提供したいので、矯正の分野では僕以上の知識と技術を持ち、矯正治療を担当している市川先生に、月1回クリニックに来て、矯正の患者さんを診てもらっています。 僕がすべての患者さんを診ることもできますが、患者さんの立場に立ったら、スペシャリストの先生に診てもらったほうがうれしいですよね。 なので、市川先生と連携して、患者さんの治療にあたっています。
市川先生について、もう少し詳しく教えてください。
家族を大切にしたい、その思いは患者も同じ
クリニックの今後の展開について、どのようにお考えですか。
休日の過ごし方などを教えてください。
趣味はこれといってありませんが、結婚したばかりということもあって、家族と過ごすのがとても楽しいですね。 ストレスでちょっとやせたねって言われた時もありましたが、今はとても充実しています。 それと、週1回は必ず実家で食事をする機会を作っています。 僕は、仕事も私生活も人とのつながりがとても大切だと思っていて、その基本が家族ではないでしょうか。 なので、これからも休日は家族のために使っていきたいと思っています。 ただ、最近は休日でも急患に対応したり、母校での講師を引き受けたりして、プライベートの時間が減ってしまうことがあります。 それでも時間を有効に使って、家族と地域のために頑張っていきたいと思っています。